外国人旅行者をガイドできるボランティアの方を募集しております。
町で外国人旅行者(以下「ゲスト」といいます)を見かけたときに、ちょっとお話ししてみたいな、とか、
ことばで困っていそうなときに、いろいろ教えてあげたいな、と思ったことはありませんか?
でも実際は、ニコニコ見ているだけという場合が多いですよね。
だったら、事前に会う約束をして、いろいろ案内してさしあげましょう、というのが私たちの活動です。
そうすれば、ゆっくり日本のことを教えてあげられるし、気が合えば長い友達になれます。
以下をよくお読みいただき、この活動に興味を持たれましたら、ページ下のフォームからエントリーまたはお問い合わせください。エントリーいただいた方については、入会費等についてご説明するとともに、本会の主旨を踏まえた選考を行います。
活動の内容とガイドの要件
関西地方(およびその周辺地域)を訪れるゲストに付き添い、観光の案内をします(中国・四国・九州地方など関西以西の地域にお住まいで、地元でのガイド活動を希望される方特に歓迎いたします。エントリー・問い合わせ時にそのその旨表明くださいませ。)。
ガイドのパターン例としては、朝、待ち合わせをして合流し、観光スポットなどを2~3所ほど案内し、夕方にお別れするというものです(リクエストの種類は多様で、日にちは半日から複数日のものや、複数の都市を行先に含むものもあります)。歴史ある文化財が多くある関西エリアの観光において、特にガイドに期待されることは、文化財の説明や日本文化・地理・歴史の紹介になります。これはガイド個人の能力の差が大きく、登録当初はゲストが期待するレベルに達しないことがあるでしょうが、長期的には、継続的な知識のインプットやガイドでの説明の経験を通じて、ご自身が説明できる引き出しを増やしていただくことを推奨しております。
ボランティアガイドとしては、基本的に、地元の地理にくわしく、ゲストの立場に立ち、彼らの好みに応じた様々な見どころや食事場所などを提案できることが求められます。ゲストが、自分たちだけではなしえなかったことができた、知りえなかったことが知れたと言われれば、案内として大成功ですし、さらに年齢や趣味、仕事が似たような相手だと、話しているだけでお互いが楽しめると思います。
そうしてガイドの回数を重ねるうちに、ゲストの質問に答えられなかったり、説明できなかったことを復習し説明できるようになることで、観光ガイドとしてのクオリティも上がっていくでしょう。当サイトでは、そうした友達感覚の同行から観光ガイドにいたる段階に応じて、ガイド費用負担の条件を変えています。初心者の方は、ガイド費用をすべてガイド自身が負担する “Novice guide” から始めていただき、数回のガイド活動で経験を積んだのち、一定レベルに達成された方は “Experienced guide” にステップアップしていただきます。
既定ルートなどは一切ございません。あなたが、ゲストとの事前のメールやりとりで、彼らの興味や希望を聞きだしあなたがオススメする場所を提案しながら、彼らの満足するルートをアレンジします。ルート作成のみやホテルの手配などの依頼は事務局のほうでお断りしておりますので、ルートアレンジおよび実際にガイドをしていただくことがメインの活動となります。
また、最初から一人でガイドをしていただきます。ゲストとの事前やりとり、案内ルート作成、必要な場合はルートの下見など、準備も基本的にガイドが一人で行います。また、ガイド募集案件についてはガイドの裁量に基づき選択いただけますが、一旦担当された後のキャンセルは、原則としてできません。
報酬・費用について
まず、通訳案内士法に従い、ボランティアガイドはゲストから報酬やガイド料、チップを取ることはできません。
また、ガイドにかかる費用(ガイドの交通費・入場料等)についても、原則ガイドが負担することとなっています。ただし、現地の説明や日本文化・歴史の紹介などができる腕前を有する、経験を積んだガイド(”Experienced guide”)を希望する一部のゲスト向けに、ガイドにかかる費用の一部をゲストにご負担いただく条件でのリクエストもあります。ガイドにかかる主な費用の基本的考え方は以下のとおりです。
- 自宅から待ち合わせ場所までの交通費(往復)
ガイドの自己負担です。ただし、関西空港や大阪港等旅行者の日本での到着地までの出迎えを希望された場合は、当該到着地の往復運賃等については旅行者負担です。 - ガイド中、移動にかかる交通費
ガイドの自己負担です。ただし、旅行者が “Experienced guide”(現地の説明や日本文化・歴史の紹介などができる腕前を有する、経験を積んだガイド)を希望する場合のリクエストについては、旅行者負担です。左記”Experienced guide” かまたは “Normal guide” (Experienced guide 相当の腕前・経験を有しないガイド)のいずれかを旅行者がリクエスト時に提示することとなっており、ガイドは自身の腕前を元に、リクエスト条件を知った上でガイドを引き受けるかどうか決めることができます。ガイドを引き受けた後、ガイドが旅行者と個別に費用交渉をすることはできません。旅行者が提示する条件を受け入れる場合にだけ、ガイドを引き受けてください。 - お寺などの拝観料・入場料
上記2と同様、旅行者の希望によります。 - 飲食代
上記2と同様、旅行者の希望によります。
ガイドが決まるしくみ
上記選考の結果、当会のガイドとしてご登録いただきましたら、以下の流れでガイドをご担当いただきます。基本的には、ご自身ができる案件を、自ら選んでいただきます。
- ウエブサイトを通じて、旅行者からガイドの依頼があります。ガイド依頼の際、特定のガイドを指名されることもあります。
- ガイド依頼を受けた場合、サイト管理者よりその情報をガイドに告知し、受けていただけるガイドを募集します。
- 特定のガイド指名のある依頼の場合、指名を受けた人は応じるか否かを選ぶことができます。その人が応じないかまたは一定期間内に意思表示がない場合、メンバー全員に募集をかけ、都合の合う人が応じます。ガイド指名のない依頼については、速やかにメンバー全員で依頼内容を共有し、都合の合う人が応じます。
(VisitKansai では、スピーディなガイド確定のために、PC, スマホやケータイからアクセス可能なしくみを活用し、情報共有を行っています。)
担当するガイドが確定すると、サイト管理者は旅行者と担当ガイドに、双方の連絡先(eメールアドレス)を伝えます。 - 以降は担当ガイドが旅行者と直接メール等で連絡を取り合って、会う場所や観光する場所を決めていただきます。サイト管理者はこの打ち合わせ以降、打ち合わせ内容を調整したり、ガイド活動に介入することはありません。
- ガイド当日、すれ違いで合流できないことのないよう、場所や時間をしっかり決めておいてください。合流できたら、ガイド活動を楽しみましょう。Have fun!
本会を設立から11年ほどになりますが、これまで多くのガイドがゲストと出会い、旅行を楽しむ手助けをしました。ガイドをする人の直接の動機は、外国語の勉強であったり、友達づくりや異文化交流であったり、プロとしての通訳案内のための鍛錬や日本文化の勉強だったりと、さまざまですが、ボランティアガイドの基本は、外国人が関西を楽しんでもらえるようお手伝いをする、おもてなしの気持ちとそれに基づく行動だと思います。もしあなたが関西地方またはその周辺地域(中国・四国・九州地方など関西以西の地域)にお住まいの健康な成年の日本人で、前向きでホスピタリティ精神に富み、ボランティアガイド活動に参加されたいのであれば、下のフォームよりエントリーください(関西以西の地域で地元でのガイド活動を希望される方特に歓迎いたします。エントリー・問い合わせ時にそのその旨表明くださいませ。)。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。